エチレンガスにご用心
2009-08-19
「 エチレン 」...ethylene、H2C=CH2
植物の成熟促進ホルモンでもあるこの ”エチレン ”さん
今の時期、お花を飾るのにもっとも避けたい天敵でもあります。
エチレンガスは、植物が成長する為に必要な成長ホルモンの一種で
有名な ”エチレン使い ”といえば「 りんご 」
エチレンガスを発生させるりんごをまだ食べ頃ではない、キウイやバナナと一緒に
しておくと細胞膜組織の破壊が誘導されるため成熟が早く進みます。
このエチレンは植物の成熟ホルモンという事は...
もちろん「 お花 」も無関係という訳ではありません!
花の場合は、開花する時と痛んだお花から大量にエチレンガスが発生 <(゚Д゚;)!!
されています。
よく可愛そうだからとか勿体無いからという理由で、痛んだ花をそのままにしている
人がいますが逆にそれが原因で他の元気なお花たちも、寿命が短くなってしまいます...
痛んだお花は、マメに取り除いてあげることが
お花を長く楽しむ方法のひとつでございます。
ちなみに「 エチレン使いのリンゴ 」は品種によってエチレンの放出量が異なり
「つがる」や「ジョナゴールド」などは生成量が多く、「ふじ」は少ないそうです。
という事は、リンゴの中でもエチレン生成量の少ない「 ふじ 」は
日持ちが良い品種という事になりますね。
<GALLERY>...ご注文ありがとうございます。
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花のコト
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